富山県道378号 松倉宮路線(1)
走行日 2004,8,11
走行日 2005,5,3

富山県、と聞けば諸兄方は何を連想するであろうか。

『越中富山の薬売り』『ます寿し』『ホタルイカ』『寒ブリ』『魚津湾の蜃気楼』・・・
そして『立山連峰』。山を特に愛していない人も遠目に感嘆の声を漏らすはずだ。
下界は夏日でも、山頂付近には未だ白い雪を残す。
やはり3000m級の山々は、大阪市内から東に見える生駒山(標高642m)とはスケールが違う。

そのさらに奥にある巨大な建築物『黒部ダム』は知らない者はいないであろう。
ダム上空をバサバサ飛び回る『雷鳥』の姿も容易に想像できよう。(ホント?)

しかし

それらにはいっさい目もくれず、県別マップルに『通行不能』と書かれた座主坊トンネルを目指す!


富山r6との分岐

右は立山町方面。左が立山連峰方面。
一大観光地へ向かう県道には見えない。どこにでもありそうな何の変哲も無い交差点だ。

2kmほど走ると民家は無くなる。

雲ひとつ無い晴天。ツバメが飛び回るのどかな風景だ。

(注)一つ上の写真に雲が大量に写っている。理由は2004年8月の写真を使っているからである。
あと3枚ほど紛れているが気にしないでほしい。

さらに400mほど進むとダートになる

硬い路面なので車種問わず問題なく走行できる。

蛇足ではあるが、ダートなのでかなりの砂埃が上がる。窓は閉めておいたほうが賢明である。
・・・私の車がどうなったか言うまでもないであろう。

林道・新村線との分岐

看板にはしっかりと県道と書かれている。

ちなみに平日だとダンプがかなり行き来すると思われる。
しかし道路の幅は広いのでさほど困る事はない。

約4km地点。採石場入口。

県道はここから舗装が復活する。ただ道幅は狭まるので離合は困難になる。

個人の畑が若干あるだけで沿線には何もない。

r6分岐から約5km。再びダートに。

側溝が整備されていることからいずれ舗装されるかもしれない。

宮路側の車両進入限界点。

一応直進の林道で座主坊集落へ抜ける事はできるのだが、普通車ではちと無理かも。

座主坊トンネルへは車を降りて徒歩で沢の横を登らなければならない。

これでも地図ではしっかりと色が塗られているのだ。

はっきり言って廃道。
そんな道の先にトンネルがあるという。
最初は地図で、次に他サイトでここを知った。

普通の服装ではちょっと入らないほうがいい。
道中はぬかるみもあるので(下見の際、靴がドロドロに)、それ相応の装備が必要になってくる。

私がここを攻略する為に持ってきた物とは・・・

ジャジャジャーン!

恥も外聞もかなぐり捨ててセルフタイマー

2,3年前にバス釣り用に買ったウェーダー装着。
他人からは、どこから見ても渓流釣りに来た人間としか映らないだろう。
よもや山登りするとは思うまい。偽装完了!

が、ここまでしないとトンネル内に入れない事も意味している。

すでに覚悟はできている。いざ座主坊トンネルへ


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