山口県道241号 秋吉台絵堂線
走行日 2006.1.1

秋吉台については今さら何も語る事はないであろう。
どこのどんなモノなのか分からない人は、まずMSNサーチ等でググってきてほしい。

地図を見ると、秋吉台を南北に走るr32の東側に2本の一般県道がある。
1つはr333で途中で行き止まりに、そしてこのr241はカルスト台地のド真ん中でr32と交差しているように見える。

r32を南から北へ走り終えた私は首を捻る。
『交差点なんてあっただろうか』と。

一旦秋吉台を離れ、r28へ出てしばらく走ると案内看板も無い分岐が現れた・・・

MAP


申し訳ない。こんな写真しか撮れなかった。

r28・絵堂の三叉路から南へ数十mのところにr241への分岐がある。
家や個人商店が建ち並び、一見路地裏へ入っていくような感じがする。

この県道自体は狭路でも悪路でも秘密でも謎でもない。

ただ、r32の秋芳洞近辺の賑わいは無く、『カルスト』の『カ』の字もでてこない。

絵堂から2つめの分岐・明楽寺までは雑木林の中を走る。

どの道でもそうなのだが、オバハンマダムとの離合は大変スリリングである。

日陰には雪が残る

現在r241はバイパス工事が進行中で、この雑木林の下でトンネルを掘っているようだ。
数年先には県道の指定を外されるような気がしないでもない。

明楽寺の三叉路で鋭角に右折した先にも、石材や畜産関係の建物があり大型車両の往来があるはずだ。
離合箇所はそこそこ用意されているので、なんとかなるだろう。

突如景色に変化が現れる。

3つ目の分岐

長者ヶ森方面へ右折。
ここがカルスト台地の東の端あたり。

すぐの所になにやら建物が見える。

これが長者ヶ峯展望台(トイレ有)である。

ここで少し寄り道することをオススメしたい。

このまま行くと100m程でゲートがあるのだが・・・

こんな景色が見れる

画像中央にr32のパーキングがある。

ここに立つと、ムスカ大佐のあの有名なセリフが出てこよう。

上の写真から少し左へ視線を移すと、r241の起点・長者ヶ森が見える。
r32とr241が写っているのだが、その関係がお分かりだろうか。

春になるとこの景色が一面緑に変わる。
その時になれば再度ここから写真を撮ろうと思う。

県道に戻るとすぐに未舗装になる。

山口県道名物(?)の黄色いガードレールもここまでだ。

レガシィ、カルスト台地に立つ

誰もが感嘆の声をもらすだろう。奇声を発するかもしれない。

右手に分岐するのはパーキングへ向かう道であるが、車両の通行は禁止である。
r32を走るだけでは見れない秋吉台の景色がある。

『そんな所、車で入っていっていいのか?』

そう感じた方もいるかもしれない。私も感じた。
で、この事を秋芳町観光商工課へメールで問い合わせてみた。
長者ヶ森への道路管理はお隣の美東町になるのだが、わざわざ代わりに問い合わせてくれた上で回答して頂いた。

結論は『長者ヶ森まで一般車両が乗り入れても構わない』との事だった。
私の窓口違いの質問にもかかわらず、迅速な返事をくださった秋芳町観光商工課さんには改めて感謝、である。

この日は元日だった為か、歩行者は少なかった。
普段の休みの日になればまた違った状況になるかもしれない。
中国自然歩道という看板も建っているので、行く人はその点にも注意してほしい。

r32の下をくぐるr241

そう、2つの県道は交差こそしているが接点は無いのだ。

r32を走るドライバーがこちらを不思議そうに見て行く。
ハハハ、前向いて走れよ〜

r32をくぐって

背後の丘に見える建物が先ほどの長者ヶ峯展望台である。

r32を走るドライバーがこちr(略

長者ヶ森

この森がr241の起点にあたる。
ダートの長さは約300m程度であり、よほど車高を下げてない限りどんな車でも走ってこれる。

長者ヶ森ロータリー(?)

ここにチェーンが巻かれるかどうかは、訪れる人間の行動次第である。

不思議なのは、背の高い木が生えているのはここだけであるという事。

我ながら写真の構図に惚れ惚れするような一枚。
何をどう撮りたかったのだろうか。

後ろのテーブルで飯を食う事もオススメしたい。
周りに遮る物が無いので、そうとう離れた所の話し声が聞こえてくる。
でもバーベキューとかはやめておこう。コンビニ弁当でも十分ウマイ。(そう感じる)

r32のパーキングから徒歩でも来る事はできる。

・・・大阪人の仕業でないことを祈ろう

ひょっとしたら一般車両乗り入れ可というのは、もうギリギリのところまできているのかも。
もちろん、r241で来た人間が捨てていったのかどうかは分からない。
が、対応策として『締め出し』という事になりかねない。

このゴミは秋吉台の入場料代わりに当方が撤去いたしました。

長者ヶ森から先を見る

ご覧のとおりゲート等は見当たらない。
どこまでも走って行きたい衝動に駆られるし、どこまでも走って行けそうな感じもする。

しつこいようだが『一般車両が乗り入れても構わない』というのは、あくまでも県道だけである。
当レポを見て行こうと思った方は、そのへんを考えて常識を持った行動をしてほしい。
丘に続く轍は管理車両のものだと信じたい。先を見たければ徒歩で行こう。

なぜ道中に『ようこそ秋吉台へ』みたいな看板が無いのかを考えると、
管理する側のまあ来てもいいんだけど・・・という微妙な心境を読み取れそうな気もする。

今まで見たことも無い景色だった秋吉台。
ウチの両親が新婚旅行時に立ち寄ったというのもうなずけよう。

さあ、みんなも一族郎党率いて万障繰り合わせの上奮って行くべし。


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