和歌山県道164号 沓掛糸我線(1)
走行日 2004,1,24

MAP

紀伊半島の道路をうろつくと、どこかで必ず目にする『熊野古道』。
当HPでも三重r758で『ツヅラト峠』(看板だけ)の名が出ている。
2004年初走行記はこの歴史のありそうな道路を取り上げてみた。

県別マップルによると、この路線は下津町内のr165と有田川南岸のR42をほぼ南北に結んでいる。
等高線・道路表記のぐねり具合から判断するに、『まあ、普通の山道かな』と思われるかもしれない。
しかし!r164を完全走破する為には『拝ノ峠』で、ある決断を下さねばならない。

その決断とはいかに!?


撮影地点は国道480号線
少し分かりにくいが青看板には『宮原駅』とだけ書かれている
ここがr164との分岐となる

上の写真に橋が写っているのがお分かりだろうか?
有田川を渡り、R42に合流する所が終点『糸我』である

国道から曲がるとすぐ『JR 紀伊宮原駅』がある
ここを右折する

静かな商店街

踏み切りやこの路線唯一の信号を抜けると交差点が現れる

直進する。狭い!
歩行者とのすれ違いも困難

狭い住宅街を抜けるまでは道はほぼ平坦である

いよいよ上りに転じる

『熊野古道』は左折である

有田川を見ながらコンクリ舗装の道を走る

r164のもう一つの特徴、それは舗装がガッタガタなのことである
それはそれは凄まじい揺れである。45扁平のタイヤではツライ。

途中何度か熊野古道と交差する

しかし・・・上り勾配の県道を凌ぐこの勾配
熊野古道は『健脚』だけでは歩けないと思った

食べ頃のミカン(?)が手の届く距離に・・・(手を伸ばしちゃイカン)

露骨に道が狭くなっている

家との比較で分るように勾配もかなりのレベルだ

そして下津町との境に到着(約5km)

ここにはハイキングコースが分岐しており、ちゃんとしたトイレもある
でも場所が場所だけに、夏場は虫だらけであろう・・・・

市町境。せまっ!

しかもこんな所に求人広告出してるのも凄いと思う

やっぱり和歌山県道はこうでなくては!

しばらくすると拡張工事の後なのだろうか、展望台なのか広くなる(舗装の幅は変わらず)

ここからは下津町が一望できる

市町境から数百mは油断できない道中

そして『拝ノ峠』

『はいのと』と読むのだそうな
県別マップルやその他の地図では、そのままr165に繋がっているように書かれているが微妙に異なる。

左と右は基幹農道、熊野古道は右折し10mほど先から左に折れ沓掛に至るのだが・・・

なんと『車両進入禁止』の看板が

何度も何度も地図を確認した。付近を走りまわった。
・・・間違いない。この白き舗装路がr164なのである。

この県道は車両通行不能区間が存在していた!
訪れた者のみ目にするかなりマニアックな真実であった

注)当方の所有している道路地図を基にしております。
皆さんの手持ちの地図ではくっきりはっきり点線しか書いてないかもしれません。
予めご了承願います。

ちなみにグーグルマップでは拝ノ峠を左折した道が県道となっている。
どっちが正解なのか正直分らない。関係機関に問い合わせれば一発なのだろうがそこまで深く追求しないのがワタクシであります。


この先へ行ってみる


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