新潟県道230号 滝之又堀之内線
走行日 2012.10.25

新潟県長岡市・山古志周辺には線形のアヤシイ県道が密集している。
周辺には整備された国道と関越道がある為、県外の人間がこの付近の県道に入り込む事はまず無い。

国道291号線と国道352号線を結ぶ県道、と言えば聞こえはよいが実際の姿とは・・・。
手掘りトンネルで有名な中山隧道の北側山中に突入してみた。

キーワードは『ノーヒントの分岐』である

レポートでは国道291号分岐〜北部農道までは省略しております。

MAP


北部農道と呼ばれる道との分岐地点

ここに至るまでのr230(手前側)も中々の狭さ。ただ、ダンプの往来があるようで撮影はできなかった。

分岐直後よりすぐダートとなる

似たような道が分岐している。

案内などなく、カーナビ画面の『線』だけが頼りだ

路面は硬く、まずまずフラット。
わだち草もやや硬めなので床下からは結構ハデな音がする

砂利系の道なので走行後はタイヤの溝にかなりの小石が詰まる。

農道から約0.6km

またもや分岐が現れるのだが・・・

一見、何でも無さそうな三叉路。

でもこれ実は新潟県道514号・水沢新田種苧原線との分岐地点なのだ

r514は残念ながら工事で通行止

この道でも北部農道に戻ることができる。

徒歩にて奥を見てみよう

うむ。ほったらかしで大変よろしい

工事自体は2013年春には終わるらしい。
そうすればここも車がバンバン走るはずだ。

新潟r514を走ってみる

r230に戻るとまたノーヒントな分岐が現れる。

グーグルマップでは右の方は名も無き道でr230へのショートカットとなる。

r230とr514は重複しつつ左へ。
道は長岡市と魚沼市との境になる尾根を走る

すぐのところにもう一つ分岐が現れる。r230は左へ。

分岐、というよりは道を造った記念碑前の小さな広場がある
このへんでは唯一と言っていいほどの人工物

上の画像中央、高い木を回り込んだところにまた三叉路。もちろんノーヒント。

でもこれ実は新潟県道563号・南平小平尾線との分岐地点なのだ

分岐、分岐で話がややこしくなってきた。
確証は今ひとつ持てないのだがこういうことになるはず。

(右)r230・r514
(手前)r563・r514
(左)r230・r563

カーナビ画面ではこう写る

というかこれだけが頼り。古い型のカーナビなら空白地帯になっているのではなかろうか。

ちなみに手前側のr563も数百mはダートである。
r514との分岐になると思われる地点より舗装路になり、r23山古志方面へ下っていく

右はちょっと走ると行止りになっている。r514の大道峠へ至る道は未成のようだ。

r563にて

こちらも交通量はほとんど無いみたい

このr563も謎の県道でどこを通っているのかよく分からない。
先ほどのカーナビ画面でr230と重複しているとしたが、ちょっと疑わしい・・・

r230に戻る

高い木脇の三叉路からR352に向かって下りに転じる

方角失念の為、山の名前などは不明

ダートが苦手な人もこの景色を見れば一安心

農道分岐から2kmちょっとで舗装路に

タイヤの溝に挟まった小石がカチカチと音を立てる
舗装路といっても道自体は狭いままなので速度は控えめに

R352との分岐

いかがであっただろうか。何の予告も無くドライバーに襲い掛かる分岐の数々。
正確にして精密な地図が無いと迷うこと間違いナシ!
なにしろノーヒントばっかりだから・・・

ただ幸いにして距離は短く、携帯電話の電波やラジオも届くので大事にはならないだろう。
FM新潟を聞きながら、西日本では死滅しつつあるダート県道を堪能していただきたい。

舗装化工事をやっている気配も無いので、今後もしばらくはこのままだろう


おまけ


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