三重県道730号 桧山路南張線
走行日 2005.12.26

この県道は三重県・志摩半島にひっそりと存在している。
スペイン村や真珠の養殖で有名な英虞湾からも少し距離があり、県外の人間が走る事は滅多にないであろう。

起点側の2車線の快走路から突如始まる狭路には誰もが硬直してしまうはずだ。
沿線にはエビのオブジェ等も無く、訪れた者に『伊勢志摩方面に来たんだなぁ』とはまるで思わせない。

MAP


三重県道112号磯部浜島線との分岐

英虞湾方面から撮る。
運転中に、右の方にあるr730の存在を示す物に気づくであろうか。

ちゃんと2枚ついてます。

桧山路生涯学習センター脇からr730は始まるのだが・・・

いきなりこの狭さである。

広い道からやって来て、うろたえるなと言う方が無理であろう。

『狭路』のお手本のような道である。

お手本すぎてアスファルトがちょっと足りない

その後は写真のような感じで緩やかに上っていく。

道中は何も見るべき物は無い。

1km程度で切り通しに到着

キロポスト(?)が転がっているだけだった

緩やかに下りになり、少し走ると小さなため池『奥山池』がある。

狭さを除くと、目を引くものはこれぐらいしか無い。

田んぼの畦道

田植えの(これ畑かもしれない)季節にでもなれば、また違った風景になるのだろう

視界が開ける。動いているのは私とトンビだけだった。

真冬の農地は荒涼とした光景
来る時期を間違えたのかもしれない。

淡々とレポを進めているが、対向車が現れた場合は呑気な事は言ってられない。

運転席から振り向いて。
バックするにしても当方の車だと道路はこれだけしか見えない。
左後輪なんてどこを通るのかサッパリだ。

またもやアスファルトが足りない

かなりの期間放置されているのだろう

案内看板らしき物といえば、このハイキングをする人向けの手書き地図だけである。
これもムリヤリレポートに組み込んでいる。それほどに何も無い県道なのである。

南張峠と書いてあるが車両での通り抜けはできないようだ。

遠めに民家が見えてくると終点は近い

このあたりは県営圃場というらしい。狭路もあと少しだ。

ビニールハウス群を過ぎると、2車線の整備された区間になる。

同地点を逆から見る

ちなみにR260側から来ると、ここが最初のドキドキポイントになる。

国道260号

起点〜終点は約4kmなので、立ち止まらなければアッと言う間に走りぬけられるだろう。
切り通しから海が見える訳でもなく、観光名所もないr730。
三重県道が時折見せる険道っぷりを感じ取ってもらえれば幸いである。

なおリンク先の『そして道は続く』に田植えシーズンの緑溢れるレポが掲載されています。

この道に咲くアジサイを私はまだ知らない。


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