京都府道653号 碇網野線 |
走行日 2003,7,20 |
ザ・ジャングル
この府道は京都府丹後半島北部の丹後町ある。
そもそも当初はここを走る予定ではなかった。
走行レポート10本目記念に府道75号浜丹後線(※)へ行こうとしていた。
私はよく道を間違える。『カーナビ非装着』だけでは説明のつかないぐらいよく間違える。
俗に言う
『方向オンチ』
な人間である。
…そして、その日私は曲がってはいけない所を曲がってしまう。
悪路上等、狭路上等を謳っている我輩ではあったがこの時ばかりは 心胆寒からしめる行程であった。
◆
(※)私のドライブ観を180°転換せしめた超有名道路系サイト『県道会』に紹介されていた道路。
願ったり叶ったり。2003年9月1日に復活されました。
しかし喜びもつかの間・・・2003年12月から再び休止された模様。
しかしr75の全線公開の前にサイトが閉鎖(03/7/20現在)してしまった。
諸事情あるやもしれないが、ぜひとも復活していただきたい。
京都府道654号線との分岐点(右のストンと落ちているのがr653)
r654もかなり離合困難である。
ただ電光掲示板が設置されていたりして、r653よりはドライバーにやさしい(ホント?)
ちなみにr654分岐から1km程度は地図に記載されていない
それはなぜか?
そんな事私に聞かれても困る!
しかしこんな物があるので、ここは府道なんだろう
この路線は分断箇所があるのだが、そんな事はどうでもよくなってしまう程の怖道である。
そういう訳でr654〜r75間の約6kmのジャングル区間のレポートであり、全線レポートではないのであしからず。
さて、道路脇の草木が苅られている点に注目していただきたい。
分岐から1km程度走ると草刈り区間が終わる
総員、コノ地点ヨリ草刈リノ重要性ヲ再認識スベシ
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とたんにこうなってしまう
わだち草が生えてますね〜とかいうレベルではない!
草に気を取られるが、道路の幅も尋常ではない
昔のカリーナであってもここの通行は困難であっただろう
この路線において貴重な離合箇所でカリーナは大地に還りつつあった
草のこすれる音がなんとも嫌な気持ちになる
助手席から降りて撮影
路面の色がおかしい。うっすらと土が乗っておりここも草にまみれるのは時間の問題のようだ
書かれている記号の意味は分からないが、随所にこの看板がある
対向車が来たらもうどうしようもない
離合不能、転回不能、バック困難…凄まじい道路だ
ここまでアスファルトの面積が小さくなった道路はあるのだろうか?
車を大事にしたい人はここを走ってはいけない
♪それにしーてもー涙ーがー止まらーないどうーしよう〜
この道路の存在する意味は?
沿線に畑も田んぼもないが、電柱と送電線がありそれらの保守・点検に携わる人が使うものと思われる。
地図ではいくつか集落を示す地名の表記があるが、それらは全て昭和50年前後に廃村となっている
おっと!草ばっかり気にしていてはいけない。山くずれにも注意せねば
…できるかよぅ!!
切り返しをする事を前提につくられているのか?
ここだけは軽トラでも一発で曲がるのは無理かと思われる
最初に見た瞬間、『ス、スイッチバック方式!?』かとビビった
上の写真ほどではないが何箇所かヘアピンカーブがある。
こんな細い道で切り返しをするなんて精神衛生上よろしくない。
集落が見えてくるが、まだ草はボウボウで容赦なくボディを舐めていく
すでに車体はうっすらと緑色に染まった!
約6km走ると狭路区間を抜け、ここからはのどかな田園地帯になる。
道を間違えてトンデモナイ所を走ってしまった。しかも往復。
やはり丹後半島ドライブは、海岸線沿いの国道を走るのが正しいのかもしれない