高知県道33号 南国伊野線 高知県道18号 伊野仁淀線 愛媛県道340号 上川小田深山線 |
走行日 2009.5.24 |
2009年4月29日。2年間という期限付きながら高速道路が1回1000円ポッキリとなった。
大都市近郊区間や四国へ渡る橋は別料金など細かいルールはあるが、それらを差し引いても安い。
大阪からだと往復1万円超の四国への道が4000円ちょっとで行けるのだ。
(大阪市内【下道】→第二神明・須磨〜垂水【200円】→垂水〜鳴門【1000円】→鳴門〜高知【1000円】)
これを使わない手は無い。
グっと近くなった四国。高知ICを降りて西へ西へと車を走らせた。
今回もあなたの酷道・険道レベルを参考にさせていただいた。
高知市街の西の端から北へ伸びる高知r6を道なりに北上。
高知r33自体はもっと距離が長いのだが、今回のレポは高知市からいの町までの区間である。
この区間だけが特に狭い訳ではなく、ほぼ全線に渡り常に対向車に注意が必要。
正直、全線走破したら結構お腹いっぱいになる。それくらい疲れる。
分岐からは広くなったり狭くなったりを繰り返す。
9km近く走ると次第に『広くなったり』が無くなってきてほぼ1車線の道になる。
バイクはおろか歩行者ともすれ違えない。
路肩はノーガード。主要地方道らしからぬ道だ。
田んぼ地帯を通り抜けると森の中を峠に向かい徐々に登っていく。
約13kmでいの町との境に到着する。
距離の割りには道が曲がりくねっていて速度が上げられず時間が掛かる。
いの町に入ってホッとしてはいけない。
市町境からすぐの所にトラップがある。
この段差、フロントスポイラー等を装着していると絶対擦る。(※車種によります)
いの町側も道幅は狭い。
ガードレールが多く設置されていて安全と引き換えに圧迫感がある。
ほぼ1車線のまま下っていき国道33号線に合流する。
今回は無難に走り抜けたが対向車があれば難易度は格段に跳ね上がる区間だ。
◆◆◆
合流したR33を道なりに松山方面へ走ると次のレポート区間への分岐が現われる。
そこが大峠へ向かう高知県道18号伊野仁淀線だ。
画像はR33分岐から4kmほど走った所にある桐見ダム脇
結構登ったつもりなのだがまだ上に集落が見える(画面中央)
四国は想像していたよりも山深い所だった。
上の画像の集落内にて
田代のU字カーブを過ぎると無人地帯に突入していく。
『警笛ならせ』区間を走る
未だ実践したことのない標識。
水浸しの切り通しにアヤシイ路肩・・・
若い番号だから大丈夫というのが必ずしも正しいワケではない事を物語る。
そんな道というのもあってか交通量は皆無に近い。
分岐から約18.6km。大峠到着。
峠の標高(610m)から見てもそれほど厳しい峠道ではない。
展望が良い訳でもなく何の変哲も無い峠だった。
だが油断はできない。前日の雨のせいだろうか、デカ目の石がゴロゴロと・・・
なおこの区間は異常気象時通行規制区間となっている。
◆◆◆
最後は地図を見ても『このルートは誰も使わんだろうな』と感じさせる位置にある。
西日本でも数少ないダート区間の残る愛媛県道340号上川小田深川線だ。
国道と名所(ここより南の四国カルスト)以外では交通量が激減する・・・四国を走ってみてそう感じた。
その割には道路案内が充実してるなーとも感じた。
この先わずか数kmのダート区間に6枚ものヘキサがあったりするからだ。
分岐から600m。ダート区間開始。
凹凸ありの標識もあまり見かけない・・・よな!?。
標識のとおり凹凸が。大型車の往来ではなく雨水が流れてできたような掘れ方だ。
じ、砂利道にしては粒が大きすぎやしないか
所々こんな感じなのでボンヤリ走っているとバーストするかもしれない。
ダートにヘキサ
大阪r704にもあるが通り抜けできる分だけ珍しいかも。
道路幅は十分にあるので離合も少しの努力で難なくこなせるかと。
場所によってはバンクが設けられており高速コーナリングが可能である。
途中の林道分岐あたりで300mほど舗装区間になるが、
おおむね最初の標識どおり5kmほどでダート区間は終了する。
基本的には普通車でも問題なく走行できるダートだった。
それだけに舗装されてしまうとフツーの山道になってしまう。
分岐から8.4km。ほうじが峠に到着。r340はここまでのようだ。
この路線の他の見所(?)としては個人で造った交通安全の祠や山小屋・公衆トイレくらいしかない。
ここも交通量は皆無に近く、たまに山小屋傍にある湧き水を汲みにR33側から地元の人が来るくらいだろう。
◆◆◆
四国のみちは山深く県道を一本走るだけでかなり疲れる。
地図を広げればまだまだ見てるだけで疲れてきそうな線形の道がゴロゴロしている。
タイヤが2ミリくらい磨り減っても行く価値はある。